$17.99Plutoは買い?
Plutoは、こんな人なら買い
- ローグライクデッキビルダーが好きだけど、「一番デカいカードを出す」以上を問う戦闘が欲しい人
- シュールで不ールで不穏な匂いのする手描きアートが好きな人
- ダークユーモアと、グロテスクかつ不条理なモンスターを楽しめる人
- 1時間ほどで終えられるランが好みの人
- Slay the Spireが好きで、本当に新しいアイデアを持つシステムを求めている人
スクリーンショット
指先で唱える呪文
すべての呪文は元素のパターンで、それを指で直接なぞって発動します。レシピは重ねがけ可能で、手札の別のカードと元素の組み合わせが一致するカードを出すと、その2枚目も一緒に発火します。つまり毎ターンは、何をどの順で唱え、どの指にどのエンチャントを乗せるかという小さなパズルになります。再生を積み重ねたビルドなら、戦闘後のほうが戦闘前より健康な状態になれることも。プランが噛み合って手札全体が一気に光り輝いたときのカタルシスは、相当なものです。
ダークに見せかけないダークファンタジー
世界観は手描きのダークファンタジー。呪われた遺跡、幽霊の出る森、不穏と恐怖を滴らせるモンスターたち。ところが敵を黒焦げの水たまりに変えた瞬間、ホラーとコメディのちょうど真ん中あたりに着地します。それこそが本作の居場所。アートとサウンドの作り込みが体験の大きな部分を担っていて、ラフで不気味な絵柄と音楽が、ありふれた戦闘にさえ不穏な魅力を与えてくれます。設定も秀逸です。あなたは選ばれし者ではありません。元素魔法とスケジュールを持つ、ただの叔父さんです。
8人の魔法使い、1時間のラン
プレイアブルキャラクターは8人以上で、色違いではありません。それぞれの魔法使いが固有のデッキとメカニクス、そして「バランスの取れたゲームプレイとは何か」についての独自の解釈を持ち、呪文詠唱システムをそれぞれ別の方向にねじ曲げます。シンプルなキャラで基礎を学び、パラディンのような癖のあるキャラは数回のランを経てようやく理屈が腑に落ちる、その理解の瞬間が待つ価値があります。ランは1時間ほどなので、1回の挑戦なら一晩に収まります。まずはチュートリアルをプレイしましょう。意味不明な指の動きを大量に防げます。
このゲームはあなた向き?
一人で遊べますか?
はい、徹頭徹尾シングルプレイヤー向けのゲームです。1ランは約1時間なので一晩に収まり、8人以上のキャラクターをそれぞれきちんと使いこなすには数回のランが必要です。マルチプレイや協力プレイは存在しないので心配いりません。
グロテスクさはどの程度?
かなりグロテスクですが、あくまでカートゥーン調です。モンスターを黒焦げの水たまりに吹き飛ばし、骨はバキバキに折れますが、手描きの絵柄のおかげで暴力は不快というより不条理に感じられます。本作自身も「グロテスクだが陰惨ではない」とうたっていて、ユーモアが恐怖感を軽く保っています。
リプレイ性はどのくらい?
キャラクターごとにプレイ感がまるで違うので、全員を習得するところに時間が溶けていきます。ただしトレードオフとして、同じ魔法使いの中では、1、2ランもするとビルドが似たような戦略に収束しがちです。無限のビルド実験よりも、システムとアートとキャラクターたち目当てで遊ぶのがおすすめです。




















