$12.99Grunnは買い?
Grunnは、こんな人なら買い
- 本当の進捗が持ち物ではなく学んだことであるタイプのゲームが好きな人
- 層をゆっくり剥がしていくパズル箱と、2周目で全部がつながる瞬間を楽しめる人
- 連発するジャンプスケアより、夢見がちで不穏な縁の短いミステリーが欲しい人
- 次の周回でより良い計画を立てるためなら、同じ区間の繰り返しも厭わない人
スクリーンショット
週末のバイト、でもただのバイトではない
依頼はシンプルなメンテナンス作業です。草を刈り、花に水をやり、ゴミを拾い、景色を楽しむ。ところがそこにヒビが入ります。道具のほとんどは消え、依頼主の姿はどこにもなく、その家には厳しく立ち入り禁止。日が落ちてからの外出は禁じられ、どこへ行っても何かに見張られている気配がつきまといます。それでいて、ゲームは「死なないようにね」とも約束してくる。この二つの約束のあいだのギャップこそが、このゲームのすべてです。
持ち越されるのは知識
周回は必ず終わり、そのときにはポケットも空になって最初からやり直し。持ち越せるのは自分が知っていることと、ヒントとして機能するポラロイド写真のコレクションだけです。1回ごとに近道をひとつ、タイミングをひとつ、何かが起きる場所をひとつ覚えて、次の周回ではより速く、より遠くまで進めるようになる。プレイヤーの間ではOuter Wildsのループとよく比較されます。小さな世界、限られた時間、そして理解だけで進む攻略。終盤には初日に不可能に見えたことが1週末でできるようになり、計画がかみ合った瞬間のその「カチッ」という感覚が、このゲームの一番おいしいところです。
秘密を守り続ける町
ミステリーの本体は近くの村にあります。住民たちは控えめ、と言うのがせいぜい優しさで、出会う人々はどこか振り切れない違和感をまとっています。不穏な出会いもあれば、ただただ奇妙なだけの出会いもあり、奥へ進むほど音楽が緊張感を積み上げていく。全体は夢見がちでサイケデリックに近い質感で、その底に何か不吉なものが沈んでいる。変わった隅々をつつき、手がかりを集め、奇妙な発見をひとつずつ積み重ねながら、この場所が実際には何なのかをゆっくりと組み立てていくのです。
1週末でクリアできる?
Grunnのクリア時間はどれくらい?
多くの人は4時間から10時間ほどでクリアしていて、1、2回のプレイセッションに収まるボリュームです。長さはパズル箱がどれだけ早く開くか次第。途中で周回のやり直しが発生するのは想定内で、失敗している証拠ではありません。それがこのゲームの仕組みそのものです。
Grunnは本当に怖い?
驚かしより、じわじわくる恐怖の方が強い作品です。ゾッとする場面はいくつかあり、常に「何かがおかしい」という感覚がつきまといますが、本格ホラーというより「不安」と表現するプレイヤーが多いです。怪物に追いかけられたい人には物足りません。言葉にできない形で「おかしい」と感じさせる町が見たい人には、きっちり届けてくれます。
死んだら全部失う?
その周回中のアイテムと進捗はリセットされますが、知識とポラロイドのヒントは残ります。これがこのゲームの核となる設計で、各周回で何かを学び、次の周回がそのぶん上手くいく。クリアした多くの人が口を揃える注意点としては、終盤は発見したことを記憶して素早く動くことが求められ、のんびりガーデニングからスピードランに近いペースへと変わることです。
エンディングは複数ある?
あります。きちんとした結末もあれば、率直に言えば「死に方のバリエーション」のようなものも。本当の結末を見つけることが調査全体の到達点で、分岐する結末があるぶん、「もう十分だ」と思った後でももう1周やってみる理由が生まれます。





























