$49.99The Mediumは買い?
The Mediumは、こんな人なら買い
- 四六時中ビビらせるのではなく、雰囲気とストーリーで怖がらせるホラーが好きな人
- じっくり探索し、メモを読み漁り、自分の力で謎を組み立てるのが好きな人
- 10時間前後で読み切れる、暗くて感情に訴える物語を求めている人
- カメラが見せるものを決める、固定カメラのホラーゲームを懐かしんでいる人
スクリーンショット
一つの画面に二つの世界
マリアンヌは霊媒師。つまり彼女が訪れるリゾートホテルは、単なる廃墟では決してない。画面は二つに分かれ、片側には壁の剥がれた物理世界の廃墟が、もう片側にはその上に重なった霊界が映る。行き来したり、両方の世界を同時に進んだりできる。霊界で物体を動かし、現実の道を開く、いわゆる幽体離脱も可能だ。パズルはこの仕組みを軸に作られており、往年のホラーゲームそのものの固定カメラが、二つの世界を同時に映し出す。ゲーム全体がこの一つのアイデアの上に成り立っているが、それは見事に機能している。文字通り、複数の真実が同時に見えるのだ。
残響で語られるミステリー
マリアンヌの正体を知る謎の人物からの電話が、共産主義時代に建てられた廃リゾートへと彼女を導く。そこから物語は、両方の世界に残されたメモや記憶、残響の数々を通じてゆっくりと展開していく。テーマは重い。トラウマ、喪失、そして人が人にしてしまうこと。霊界そのものが悪夢のような絵画のようで、歪んだ風景と苦悶する魂に満ちており、恐怖を喰らう執拗な怪物がプレイヤーを追い回す。パズルはシンプルでペースもゆったりしているため、アクションゲームというよりは、暗く映画的な探偵物語として楽しめる作品だ。Silent Hillシリーズの作曲者が手がけた音楽が、恐怖感を大きく支えている。
プレイ前に知っておくべきこと
実際、どのくらい怖い?
ジャンプスケアというより、緊張感と不穏さで押し切るタイプです。恐怖は雰囲気、霊界の怪物、そしてストーリー自体の本当に暗い題材から生まれます。怪物が現れると追跡や隠れんぼのシーンがありますが、その合間は静かで、ゆっくりと不気味に進みます。絶え間ない恐怖を求めるなら別の作品を、じわじわと迫る不安を求めるならぴったりです。
ゲームプレイは実際どんな感じ?
歩いて調べ、読み、軽いパズルを解く遊びに、二重現実のギミックが重なっています。パズルは易しめで、固定カメラと重たい操作のせいで、追跡とステルスのシーンが一番苦戦する部分です。戦闘のあるサバイバルホラーではなく、パズル付きのインタラクティブな映画だと考えてください。
結末までストーリーは持ちこたえる?
序盤とフィナーレが最も強く刺さります。エンディングは開かれた形で、クレジットの後に続く示唆もあります。すべてのメモと残響を掘り起こすと、ピースがカチッと噛み合う文脈が大きく増えるので、ストーリー目当てで遊ぶなら、結末へ急がずじっくり探索する価値があります。




















