$19.99Superliminalは買い?
Superliminalは、こんな人なら買い
- 他のゲームでは本当に見たことのないパズルのアイデアが欲しい人
- 反射神経より頭脳を弄ぶゲームが好きな人
- 奇妙な場所に潜む、乾いた笑いを楽しめる人
- 40時間の挑戦より、4時間の驚きのほうを選ぶ人
- 一人称視点のゲームで酔いやすい人は、慎重に試す価値あり
スクリーンショット
視点でできたパズル
核心の仕掛けはシンプルかつ奇妙。オブジェクトの大きさは、見た目の通りになる。部屋の向こうにある小さなブロックを掴み、壁に合わせて位置を調整すれば、実物大でポトリと落ちてくる。チェスの駒は階段になり、目で見えるのに届かない扉は、実は立ち位置の問題だったと判明する。
このゲームはルールブックを渡してくれない。その代わり、ある習慣を植え付けてくる。部屋の第一印象を疑え、歩き回れ、もう一度見直せ、と。解き方が定型になりかけた頃合いを見計らって、ある章でそのアイデアが見たこともない形に反転し、パズルは最後まで新鮮なまま保たれる。
二点だけ正直に言っておくと、全体のプレイ時間はおよそ2〜4時間、そしてパズルは鬼畜というより穏やかな寄り。頭をガチガチに鍛えるというより、アイデアと驚きを求めて来る人向けだ。
ラジオの声が聞こえる夢
設定はこう。午前3時、テレビをつけたまま眠りに落ち、目を覚ますとピアース博士のソムナスカルプト、つまり夢セラピーのプログラムの中にいた。脱出することこそがゲームの全容だ。博士はラジオ越しに道案内をしてくれるのだが、その手腕はいまいち怪しい。一方、AIアシスタントはそもそもどうやって侵入したのか見当がつかず、しかも別の計画を進めている。
フルボイスで、二人の乾いた掛け合いが大きな楽しみだ。ユーモアは端々にも潜んでいる。自動販売機、妙なロード演出、シュルレアリスム絵画への小さなオマージュがニヤリとさせる。ジョークの下には、問題の向き合い方についての物語が横たわっていて、その結末は一部のプレイヤーが望む以上にストレートに語られる。それでも、やはり効いている。
友達と語り合うネタになる
本質的には一人用のゲームだが、集団で語り合う材料も用意されている。ストーリーをクリアするとチャレンジモードが解放され、各レベルごとに時間、掴んだ回数、ジャンプ回数でスコアがつく。プレイした二人が「どちらが本当に上手かったか」を確かめられるわけだ。
そして正直に言えば、楽しさの半分は、他の人が自分がぶつかった壁にぶつかるのを眺めることにある。パズルは部屋の誤読が鍵なので、「階段が壊れてる!」と前で立ち尽くす友達はそれだけで喜劇だ。コントローラーを渡して、眺めて楽しもう。
よくある質問
実際、怖い?
心理ホラーのタグは付いていますが、不気味さは静かなタイプで、ビックリ演出の派手なものではありません。夢の世界は時折不穏な空気に変わり、AIの企みもかすかな不安のハム音のように響きます。大半の時間は不思議で楽しい雰囲気で、急いで通り抜けたい廊下が数カ所ある、という程度です。
クリアまでどのくらいかかる?
初回プレイは短く、およそ2〜4時間です。エンドロールの先もあります。ゲーム全体を通した開発者コメンタリー、チャレンジモードのスコアリング、ワークショップのレベル、そして消火器やチェスの駒といった収集品を求めてシークレットルームを探し回れば、各章に戻る理由になります。
開発者コメンタリーはどんな感じ?
充実しています。ゲーム全体を通して収録されており、視点トリックの作り方からプロジェクトの成り立ちまで解説されます。オンにしたままの二周目は本当に別体験で、パズルを解くというより、部屋を如何に説得力を持って騙すかにどれほどの手間がかかるかを知る時間になります。























