$4.99Muninは買い?
Muninは、こんな人なら買い
- 瞬発力より空間パズルが好きな人
- 自分のペースで神話の世界を散策したい人
- ステージそのものを解くゲームが好きな人
- 戦闘やアクションより、静かで雰囲気のあるチャレンジが好みの人
スクリーンショット
世界を回して、道を開く
ムニン自身ができるのは、歩くことと控えめなジャンプだけ。本当に強力なのは、彼女を取り囲む世界のほうです。画面はいくつかのブロックに分かれていて、それぞれを回転させられます。回せば、そのブロック内のすべてが一緒に動く。壁は歩ける床に変わり、柱は一直線に並んで橋になります。どうにも渡れなかった隙間に、突然道が現れることも。
ただし、ムニンが立っているブロックは回せないのがくせもの。だから回転のたびに判断が求められます。地面が動き出す前に、彼女をどこに立たせておくべきか? 後半のステージではスイッチや動くパーツ、物理演算も登場します。ブロックを回すと岩がゴロゴロと転がり、水や溶岩は重力が指す先へと流れていく。北欧のルーン文字が、失くした羽根への道しるべです。
九つの世界を、帰り道は遠く
旅の舞台は北欧神話の九つの世界。全77ステージ、プレイ時間はおよそ7時間で、世界ごとに回転ギミックの解釈が異なるので、パズルは常に形を変えていきます。最終世界アスガルズでは、これまでの8世界の全メカニクスがミックスされ、ゲーム中最高難度のパズルが待っています。
手描きのアートは、神話の遺跡や荒々しい風景に絵本のような趣を与えてくれます。色調は寒色系で、家から遠く離れて飛べなくなったワタリガラスの旅にぴったり。ふんわりとした空気感のある音楽が雰囲気を支え、ムニンの追放にまつわる物語は、進めるごとに少しずつ明かされていきます。死んでもステージがやり直しなので、自由に実験できます。回転を試してみて、岩が想定外の方向に転がるのを見て、元に戻して考え直す、という具合に。
プレイ前に知っておくべきこと
一人で遊べる?
はい、最初から最後までシングルプレイヤー専用のゲームです。ユグドラシルをめぐる旅、九つの世界・全77ステージは、一人のプレイヤーがパズルを解き進める前提で作られていて、急かすタイマーも競争もありません。
ゲームのボリュームは?
時間の使い方は人次第です。最初の8世界はテンポよく進みますが、アスガルズでは全メカニクスが合わさるため、終盤のパズルにはかなり時間を取られることもあります。
難しい?
求められるのは素早い指ではなく、思考力のパズルゲームです。序盤は回転の仕組みを一歩ずつ教えてくれ、難しさの正体は数手先を見通す計画性にあります。ステージで死んでも単なるやり直しなので、試行錯誤にかかるコストは一瞬だけです。
北欧神話の知識は必要?
いいえ。九つの世界、オーディン、ロキ、ユグドラシルが舞台と、追放されたワタリガラスの物語の下地になっていますが、必要な説明はゲームが進めながらしてくれます。神話を知っていれば、通る場所の味わいが少し深まる程度です。

















