$9.99新世界:暗影成双は買い?
新世界:暗影成双は、こんな人なら買い
- じっくり語りかけてくる物語を、特定の誰かと一緒に遊びたい人
- 手がかりの半分が他人の頭の中にあるミステリーが好きな人
- ゲームを普段やらない相手と一緒に最後まで遊び切れるタイトルを探している人
- 選択をめぐって言い争い、相棒が違う考えを持っていたと知れるのが楽しい人
- 1940年代上海を舞台にした実写映画が好きな人
スクリーンショット
2人でしか遊べないスパイストーリー
本作は、きっかり2人プレイヤー向けに作られたインタラクティブ映画だ。片方は冷たい表情の秘密工作員ルー・ウェイチェンを、もう片方は銀行家の娘イェン・シューを担当する。1941年の上海、爆発事件をきっかけに2人は引き合わされ、敵対する勢力が周囲をうろつく中、偽装夫婦として振る舞うことになる。各自が見られるのは自分のシーンと自分の情報だけ。あなたの手にある手がかりが、相棒の尋問脱出に必要なまさにその情報かもしれないし、あるシーンで稼いだ数秒が、相棒が逃げ切れるかどうかを分けるかもしれない。バラバラに下した決断が重要な場面で交わり、物語の行方を決めていく。
会話そのものがゲームプレイ
2人が見ているものは違う。だからこそ、どのシーンもコミュニケーションがすべてだ。自白を2人で仕上げたり、手分けして手がかりを組み立てたり、尾行や調査の間に役割を分担したり。片方が時間を稼ぎ、もう片方が捜索する。プロットに紐づいた協力ミニゲームは20種類以上あり、同時に操作するクイックタイムの瞬間もある。しかも協力だけじゃない。共有画面の上で競い合う2人用の射撃対決のような、友好的な妨害も用意されている。ボイスチャットは標準搭載で、ほとんどのシーンは一時停止できるから、話し合いたいときはいつでも止めて相談できる。
自分の手で分岐させていく物語
ストーリー重視のゲームを「その先が知りたいから」遊ぶ人にこそ、本作は誰かと一緒に筋書きを操れる物語を届けてくれる。本編中の選択肢は130以上あり、2人が毎回同じ答えを選ぶとは限らない。重要な決断には特定のキャラクターに固定されているものもあり、相棒は見守りながらカウントダウンがゼロになるまで、何を選んだのか知らされない。この人を信じるか? この賭けに乗るか? 相棒は違う答えを出すかもしれない。初回プレイはおよそ5〜6時間。その後もサイド分岐や追加シーンを掘りに戻れる。
手がかり、アリバイ、容疑者だらけの街
ミステリー要素こそ、探偵仕事が生きる部分だ。1941年の上海は孤立した「孤島」の街。金融界の血まみれの殺人事件、それぞれの思惑を抱く勢力、そして互いの手札を見せ合えない2人の主人公。自分のシーンで手がかりを集め、人に尋問し、そして見つけたことを口に出して伝えなければならない。相棒が持つパズルの半分は、あなたの分がテーブルに出て初めて意味をなすからだ。アリバイの照合は、ボイスチャットが開いていても本格的なパズル。互いに知っていることを交換し、それが何を意味するのか言い争いながら、画面から答えを読み取るのではなく、2人で答えを導き出す。
相棒を連れてくるか、ロビーで見つけるか
本作は2人いないと始まらないが、その前提はきちんと設計されている。パートナーを招待してオンラインで一緒に遊ぶのもよし、パフォーマンスロビーのマッチメイキングで他のプレイヤーとマッチし、見知らぬ同士で1本のストーリーを始めるのもありだ。ボイスチャットは内蔵されているので、初対面の挨拶から早々に手がかりを交換し、作戦を立てられる。購入前にひとつだけ知っておきたいこと:各プレイヤーが自分のコピーを持つ必要があり、フレンドパスのような共有はできない。
語り合いたい2人のためのゲーム
本作は、特定の誰かと遊ぶのが一番いい。パートナー、親友、あるいは一緒に思い出を残したい相手。チャプターの合間には互いを評価し合い、選択に応じてタグが解放され、相性診断で「理想のペア」か「最悪のコンビ」かが判定される。各チャプターの終わりには、2人が主演のオリジナル映画チケットが発行され、章の展開に応じてスリラー、ラブロマンス、あるいは相互妨害のパニック映画とラベルが付く。シーンの最中には80種類以上のスタンプでリアクションもできる。誰かがピンチを切り抜けたときも、完全にしくじったときも。遊び終えたら役割を交代して、別の選択がどこへ通じるか確かめよう。
よくある質問
ソロで遊べますか?
できません。本作は最初から最後まで2人のプレイヤーが接続している必要があり、AIコンパニオンも存在しません。パートナーが用意できていない場合も、マッチメイキングロビーで他のプレイヤーとマッチでき、内蔵のボイスチャットで本編を通し切れます。ただし注意点も:見知らぬ相手が物語の途中で抜けてしまうこともあり、同じ相手に再び巡り会えるかは運次第です。
1回のプレイ時間はどのくらい?
初回は探索の深さや詰まる頻度にもよりますが、およそ5〜8時間です。その後は役割を交代したり、サイド分岐を追ったり、別のエンディングを目指したりできるので、トータルのプレイ時間はぐっと伸びます。
ストーリーは面白いですか?
評価は分かれます。スパイの筋書きに引き込まれ、時代の雰囲気が濃いと感じる人もいれば、文章にムラがあり、一部のシーンは急ぎ足だったり間抜けだったりと感じる人もいます。共通しているのは、一緒に遊ぶ楽しさが体験全体を支えているという点です。採点する映画ではなく、自分と相棒が演じるゲームとして接すれば、物語は最もしっかり刺さります。

























