基本プレイ無料The Supperは買い?
The Supperは、こんな人なら買い
- 一晩で読み終えられる短いホラーを求めている人
- 難解さではなく観察眼がものを言うポイント&クリックのパズルが好きな人
- 本物の戦慄と一緒に供されるブラックユーモアを味わいたい人
- 長いプレイ時間より、驚かせてくれる物語のほうが大事な人
スクリーンショット
優しい女将と、離れてくれない声
アップルトンさんが宿屋の厨房で目を覚ますと、ザ・ヴォイスはもうそこにいた。今夜の予定は決まっている。特別な客たちのためのメニューと、できれば従いたくない指示の数々。物語は、見つけたもの、拾ったもの、客たちの言葉を通じて展開していき、断片を組み合わせるほどにどんどん暗くなっていく。コーヒーを飲みながら、あるいは寝る前に一気に遊べる短さで、それでいて結末の衝撃は、長さの問題を吹き飛ばしてくれる。全体を通してブラックユーモアが流れていて、おかげでグロテスクな場面は軽くなるどころか、むしろ奇妙に深く刺さる。
パズル、食材、そしてスペシャルソースの一滴
ゲームのジャンルは優しいポイント&クリック。宿屋と波止場を探索して、目についたものをあれこれいじり、メニューの食材を集めていく。パズルは理不尽さより直感勝負。周りを見て、物を拾って、それがどこに収まるかを考えるだけ。テーブルの上のメモから会話の一言まで、どんな細部も重要になることがあるので、小さなものによく目を配すほど報われる作りだ。そして料理を客に出す前には、ゲームが絶対に忘れさせない最後のひと手順がある。スペシャルソースの一滴。それが何をするのかは、まあ。それこそがこの食事なのだ。
クリアまでどのくらいかかる?
クリアまでどのくらいかかる?
各シーンをどれだけじっくり調べるかにもよりますが、だいたい2〜4時間ほどです。午後のコーヒーが淹れあがる間や、寝る前にひと息で遊べる、一気通貫の作品として作られています。終わったときにもっと遊びたいと惜しむプレイヤーがいるくらいで、それだけ物語の残り味が強いということでしょう。
本当に怖い? それとも不気味なだけ?
じわじわ来るタイプの、両方です。恐怖は雰囲気から生まれます。薄暗い照明、不安をあおるサウンドトラック、そして何が調理され、誰がそれを食べようとしているのか、どんどん酷いことが明かされていく物語。グロテスクな描写と心理ホラーもあるので、廊下を追いかけ回される系ではなく、じわっと不穏さが染みてくるタイプです。
制作したのは誰?
短編ゲーム「Midnight Scenes」「Unwelcome」「The Librarian」の作者、オクタビ・ナバロ氏です。どれかを遊んだことがあるなら、この作品も同じ系譜だと感じるはず。コンパクトで、手描きで、ストーリー第一主義。




















