$5.99Florenceは買い?
Florenceは、こんな人なら買い
- コーヒーでも飲みながら一息で読み切れる、短くて心を動かす物語がほしい人
- 難しさよりも感情を重んじるゲームが好きで、すべてのアクションに意味を感じたい人
- 柔らかな手描きアートとやわらかなサウンドトラックが好きな人
- 良い面でも悪い面でも、自分を変えてくれた恋を経験したことがある人
スクリーンショット
読むより感じる物語
Florenceは、セリフがほとんど出てこないビジュアルノベルです。物語は会話ではなく、絵と音楽と小さなインタラクションで伝わってくる仕組みで、うまくいくのは感情を自分で汲み取るから。フローレンス・ヨウがグレーだった日々から、ある日出会ったチェロ奏者クリッシュとの恋に進んでいくまで、初々しい時期からけんか、そしてすれ違いまで、それぞれの段階に小さなシーンが用意されています。プレイ時間は約30分。この短さこそがポイントで、すべてが瑞々しいうちに余韻のある結末が訪れます。だらけず、ちょうどいい長さなんです。
パズルとしての会話
このゲームでは、会話の選択肢をクリックするだけでは終わりません。クリッシュとの最初の会話はジグソーパズルになっていて、ピースをはめ込んでフローレンスの言葉を作ります。初めはピースがたくさんあるのは、誰かと知り合うのが難しいから。関係が深まるとパズルは1枚にまで縮んでいきます。そして後半の言い合いの場面では、ピースがギザギザでとがった形に変わります。セリフを一言も発さずに感情を表現する仕掛けで、クレジットが流れたあとも頭に残るアイデアです。
手描きの風合いとさりげない音楽
ゲーム全体が絵本のような見た目で、柔らかな手描きアートと、フローレンスの人生が色づいていくのに合わせて暖かくなる色彩が魅力です。静かなサウンドトラックが絶妙なタイミングで流れては消え、沈黙もまた物語の一部になっています。オリジナルサウンドトラックも同梱されているので、物語が終わっても音楽は続けて聴けます。タイマーも失敗もプレッシャーもなく、自分のペースでひとつの物語に浸れる、心を休めるのにぴったりの一本です。
クリアまでどれくらいかかる?
ちゃんとしたゲーム性や難しさはありますか?
一般的な意味ではありません。スコアもタイマーも、失敗する要素もないんです。その代わり、物語のひとつひとつの瞬間に専用の小さなインタラクションが用意されています。会話を組み立てる、歯を磨く、荷物を整理するといった具合です。インタラクションがシンプルなのは意図的で、反射神経を試すためではなく、感情の代役を果たすため。ゲームらしい手ごたえを求めるなら物足りないですが、何かを感じたいならぴったりです。
遊ぶ前に知っておくべきことはありますか?
何もありません。物語はフローレンスの平凡な日常から始まり、追いかけるセリフが1行もないのに、進むうちに勝手に分かるようになっています。普段ゲームをしない人でも遊べますし、終始ファミリー向けの内容です。本を読んだり映画を見たりするのが主な人にとっての、初めてのインタラクティブな物語としてもおすすめです。






















