$0.99The Deedは買い?
The Deedは、こんな人なら買い
- 探偵ではなく、一度は犯人役を演じてみたい人
- 一晩でクリアできて、作戦を変えて何度も遊べる短めのゲームが好きな人
- 小さな会話の選択でもエンディングが変わる、分岐だらけの物語が好きな人
- ブラックコメディと英国屋敷殺人ものに味がある人
- プレイヤーを罰するパズルより、頭を使わせてくれるパズルが好みの人
スクリーンショット
犯人側から見る推理小説
たいていのミステリーは「誰がやったか」を問います。The Deed は、その縄をあなたの手に渡します。プレイヤーはアラン・ブルース。父に勘当されていた息子が、遺言から自分を外し妹に譲ろうとする父のいるダンシール・ハウスへ戻ってきます。古典的な英国屋敷殺人事件を、しれっとした顔で、しかもたっぷりのブラックユーモアを効かせて描く、暗くて狡猾なひねりものです。家族はろくでもないし、屋敷は薄暗い。そしてこの作品は、自分がどれほど馬鹿げていて、どれほど陰惨かを完璧に自覚しています。
凶器は10種、罪深い屋敷は一つ
計画こそがゲームの本体です。ロープ、燭台、ネズミ取りの毒など、家財道具合わせて10種類。しかも選択は一つひとつ重要です。使った凶器によって、誰が容疑者になるかが変わるからです。次に決めるのは、誰に罪を着せるか。父か、母か、メイドか、執事か。証拠を正しい部屋に仕込み、警部の疑いをそちらへ向け、自分の罪を他人に被ってもらう。1プレイは数分。凶器とスケープゴートと隠し場所の組み合わせを変えれば、エンディングも変わります。
警部を出し抜く
普段は探偵側で遊んでいる人にこそ楽しいポイントがここにあります。今度は偽の証拠を追う側ではなく、作る側に回れるのです。自分がどこにいたか、夕食の席で何を言ったか、遺体からどれほど離れた場所で見つかったか、仕込んだ証拠が通用するか。あらゆる小さなことがあなたに不利に働きます。ゲーム中ずっと、調査員の一歩先を考え続けることになる。まさに推理小説のスリルそのものを、逆向きに味わえるわけです。そして誰にも罪を着せたくない人のために、犯行がまったく別の何かとして処理されるエンディングも用意されています。
すべての会話が効いてくる物語
本質的にはビジュアルノベルです。ダンシール・ハウスを読み進めながら、何を口にするかが展開を左右します。選択は最初のシーンから重要で、小さな選択が予想以上に遠くまで波及します。メイドが出迎えたときコートを脱がない、それだけでも、他では絶対に見られないエンディングへの道が開くことがあります。夕食の席での会話は必須で、そこで言ったことは尋問のその時までついて回ります。会話の合間には、屋敷そのものが物語を語ります。不穏なサウンドトラックがよく似合う、薄暗く重苦しい場所。家族一人ひとりに専用の部屋と、それぞれの秘密があるのです。エンディングは7つ。一度では足りないはずです。
1プレイの所要時間は?
1周どのくらいかかりますか?
ほとんどかかりません。1回のプレイはおよそ5〜10分。屋敷を探索し、アイテムを2つ選び、夕食を乗り切り、犯行に及び、警部と対峙する、という流れです。長時間のセッションではなく繰り返し遊ぶ前提で作られていて、しかもどこでもセーブできます。凶器選びの直前でセーブしておけば、ロードして別の組み合わせを試す、なんてことも夕食の再プレイなしに可能。全エンディングを見るにも、せいぜい数時間です。
殺人を隠し通すのは難しい?
正直、難しくありません。ゲームは易しめです。計画が論理的に筋が通っていれば、警部をかわすのは大した挑戦ではなく、セーブシステムのおかげで失敗もいくらでも取り消せます。魅力は難易度よりも実験の楽しさにあります。新しい凶器、新しいスケープゴート、尋問での新しい受け答えを試して、物語が自分の選択に沿ってどう曲がるかを見るのが面白いのです。
何周も遊べる内容ですか?
数周なら間違いなく面白いです。一番楽しいのは最初の数周で、自分の選択がエンディングにどうつながるのかをまだ発見している段階です。そのあとはシーンが繰り返しになり、後半の周回は、すでに見た夕食の場面で一つか二つの決断を変えるだけ、という形が中心になります。無限の変化ではなく、納得のいく数周と、見事な計画がかみ合ったときの快感を求めて遊ぶ作品です。
全部やり直さずに複数回遊べますか?
はい。セーブとロードは複数スロット対応なので、重要な決断の直前にセーブしておけば、そこから分岐できます。新しい周回では夕食の場面など見慣れたシーンを通る必要はありますが、特定のエンディングを探すときには大幅な時短になります。
































